- 常陸國總社宮
- 常陸国の国府が置かれた時代、石岡は政治・文化の中心地として繁栄していました。国府の長官は国司と呼ばれ、その重要な任務の一つに、国内の神社の管理と祭事の運営とがありました。新しく就任すると、国内の各神社を訪れて神々を参拝する「神拝」という行事がありましたが、この「神拝」を簡略にするため、国内の神社の神々を一同に集め祀ったのが「総社」でした。社伝によれば、常陸國總社宮の創建は天平年間と言われ、1179年(治承3年)から、天保年間に至る中世及び近世の文書である常陸国総社文書は社宝の一つです。 毎年9月に行われる常陸國總社宮の「例大祭」は、「石岡のおまつり」として多くの方に親しまれています。
- 住所:石岡市総社2丁目8-1
- 佐志能神社 染谷
- 873年(承和4年)3月、仁命天皇のとき常陸国新治郡佐志能神社が設けられ、玄孫、荒田別命の子孫 佐白公が新治国造に任ぜられたときに祖神を龍神山に鎮座したとされます(佐志能は佐白の転訛)。1862年(文久2年)9月に社殿が炎上し、その後、再興しました。 1952年(昭和27年)、宗教法人を設立。 染谷の高龗(たかおかみ)は、村上の闇龗(くらおかみと)同胞であり、共に龍神で雨の神とされます。 毎年、4月19日に里神楽の十二座神楽が奉納されます。 境内規模 14721.3m2
- 住所:石岡市染谷1856
- 佐志能神社 村上
- 創建時期は不詳ですが、日本三代実録に「885年(仁和元年)9月7日戊子、授かるに常陸国従五位下、村上神社従五位上」とありかなり古い創建と考えられています。 社殿はしばしば火災に見舞われ、1883年(明治16年)4月に現在の社号となりました。 1952年(昭和27年)、宗教法人設立。 「龍門・君門の2穴があり、甚だ深くて底が分からない。ここから清水が湧出し、村上の人々の飲用水や灌漑用水になった。」と云われています。 境内規模 5237.9m2
- 住所:石岡市村上494
- 長楽寺
- 葦穂地区龍明にあります。真言宗豊山派に属し、薬師如来が本尊です。創立は824年(天長元年)4月で、当時は滝本坊と称し、1605年(慶長10年)に長楽寺と改称しました。仁王門は二間半四方で、仁王尊(金剛力士像)は状態よく保存されています。 また天狗伝説の寺としても知られています。 現在は映画「座頭市」・大河ドラマ「武蔵」などの時代劇や、戦隊シリーズ作品のロケ地としてよく使われています。 お車をご利用時には、龍明地区公民館から徒歩でお越し下さい。
- 住所:石岡市龍明640番地
- 看板建築
- 看板建築とは、主に東京や関東周辺で関東大震災後に商店などに用いられた建築様式です。具体的には、木造2階建ての店舗兼住宅で、建物の前面を垂直に立ちあげ、モルタルや銅板、タイルなどで洋風のデザイン装飾を施した建物をいいます。その装飾の多くは、正式なギリシャ古典様式を踏襲したものではないが,むしろその違いこそが地方の看板建築の特徴といえます。無名の職人たちが、西洋の様式や意匠をもとに、在来の技術や技能によって新たに創り上げた、日本独自の庶民の建築様式です。 石岡市には、「十七屋履物店」「久松商店」「すがや化粧品店」「森戸文四郎商店」「平松理容店」「大和田家貸店舗」などがあります。
- 住所:石岡市国府周辺・石岡市府中周辺
-
茅葺屋根・大場邸
- 築200年余り、茅葺屋根保存会副会長宅です。大名ぐしには水を意味する文字です。特に珍しいのがけんとびの模様です。土間の室内部分は網代天井で、適度にススがつき味を出します。
- 住所:石岡市佐久258